2025/土崎港北の家
クライアントの祖父母が暮らしていた家の建て替えです。下は建替以前の家。
この敷地に新たに暮らすにあたって、一番考えたのは夫婦がつかず離れずのちょうど良い距離感にいてくれればということでした。
2階建てだけれど大きな屋根に包まれた平屋のような空間を考えました。
間仕切の役割は障子です。
柔らかく仕切ってくれ、建具の開閉で距離感を調整するだけでなく、明かりの入り方でも空間が膨らんだり縮んだりする気がします。
「座る」場所はリビングダイニングだけでも3か所。
あっちを向いたり、こっちを向いたり。
これも距離感の調整になればとの狙いです。
かつて祖父母が暮らしていた家。
解体撤去の際に何か再利用が出来ないものかと、ご親族も集まって相談し合いました。
和室にあったコブ付きの床柱、建具に用いられた手漉きガラス、
これらを再利用して、想い出を紡いでいます。
この敷地の正面には学童クラブがあります。
工事中も小学生がここを通っては挨拶してくれていました。
何気なくも心に留まるような、地域の景観の一助にもなればと思います。
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